MetalGearメモ(0) ブリーフィング

『Metal Gear Solid V』(以下『MGSV』) を基軸として、自分なりのメタルギアサーガの解釈をまとめていきます。過去ツイからサルベージした内容や、補完用の小ネタなども含みます。
メインテーマは〈愛〉です。解釈の大まかな方針については以下参照。

小島秀夫氏が手掛けたいわゆる「正史」と呼ばれる正統メタルギアシリーズのうち、特に『MGSV』を中心とした後期作を主な解釈対象とします。
また、メタルギアサーガを補完できそうな要素がある独立後のコジプロ作品も一緒に取り扱います。

※小島監督の手に拠らないメタルギアシリーズ作品(『Metal Gear Rising』等のスピンオフやノベライズ版)については、原則参照対象外とします。

シリーズには「スネーク」の名を持つ複数の人物がいますが、ここでは原則として『MGS3』・『MGSPW』・『MGSV:GZ』の主人公スネーク（ジョン／ネイキッド・スネーク／ビッグボス）を指すものとします。

長い歴史を持つメタルギアシリーズには作品間の設定の齟齬がよくあります。
古い設定でのストーリーもそれはそれとしての面白さがあるので、全て「カバーストーリーでした」で上書きしてしまうのも忍びないものがあります。

そこで当方では、いわゆる「多元宇宙」、似たような並行世界が同時に存在している、というSF系作品でおなじみの概念を利用します。ゲームという媒体はプレイヤーの数だけ少しずつ違う物語があるものですし、多様な解釈も別の世界として住み分ければ平和的に共存できます。

あまり小分けにしても面倒なので、ストーリー上の重大な相違を基準として、正統シリーズ作品群を以下の三つの〈サイクル〉に分類し、それぞれ別の世界ということにします。

第一サイクル：『MG』～『MG2』の世界。クローン設定なし。ソリッドとビッグボスはあくまで元部下と上官の関係。色んなキャラクターがまだいない。ビッグボスは『MG2』で死亡する。
第二サイクル：『MGS』～『MGS4』の世界。クローン設定で改変された世界。『MGSV:TPP』を表ストーリーのみで解釈した場合も大筋ではここに属する。
第三サイクル：『MGSPW』～『MGSV:TPP』の世界。『MGSV:TPP』の裏ストーリーが前提。〈愛〉のテーマで改変された世界。当方の解釈はここに属する。

「ゲームとしては面白いけどストーリーが微妙」と言われがちな『MGSV:TPP』の物語が一番面白くなるであろう解釈を目指した結果、以下の方針に落ち着きました。

※あくまで私個人を基準とした解釈なので責任は持てませんが、一応作中の要素を根拠としています。

memobako